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【お花の豆知識】椿ってどんなお花?

椿ってどんなお花?

椿は日本原産の植物。
日本を代表する美しい花木であり
光沢のある濃い緑の葉が特徴の一つです。


名前の由来には諸説あります。
・厚みのある葉 「あつば木」
・艶やかな葉  「つやば木」
・光沢のある葉 「つや木」
いずれも花よりも葉の美しさに由来しているものが多いのが奥ゆかしく面白いですね。

英語では「カメリア」と呼ばれ、とても愛されているお花です。

椿は縁起が良い?悪い?諸説あるけれど。

“首が落ちるので縁起が悪い”という事を言われる椿。
時代小説でもそう称されることが多く、
かく言う私もそうレッスンでお伝えしてきました。

今一度じっくりと調べてみたところ
縁起が良いと言われていた時代
縁起が悪いと言われていた時代
両方ともあると言うことがわかりました!

縁起が悪いと言われるようになったのは
幕末から明治時代にかけてのことでした。
花首からポトリと花が落ちることが
首が落ちることを連想させるとして
武士の社会では縁起が悪いとされていたと言われていました。


元々ツバキは魔除けの力を持つ植物として
古代より神事には欠かせない植物とされていました。

映画「すずめの戸締り」でも「つばき」の名が登場しました。
岩戸に隠れた天照大神のため踊った天宇受売命を祀っている
椿大神社がこの映画に登場する「つばき」の名の由来だとも言われています。

神様を祀る場所の名前としても使われているほど
太古から神聖なお花だったのでしょうね。

『木』に『春』と書くツバキ。
春の訪れを告げる花です。
その凛とした姿は、実際は古くから日本人に愛される花だったのです。

知ってる?「椿」と「山茶花」の見分け方

古くから茶花として好まれ、種から取れる油も様々な用途で使われてきた椿(ツバキ)
童謡「たき火」でも歌われている、生垣などにもよく使われている山茶花(サザンカ)

椿と山茶花はどちらも「ツバキ科ツバキ属」に属する植物です。
椿の花はカップ状に開くことが多く、
山茶花の花は平らに開くという特徴があります。

また、散り方でも見分けることができます。
丸ごとポトリと落ちるのが椿
花弁がバラバラになって散るのが山茶花です。

ただし、品種改良によって椿でも花弁がバラバラとなり散っていくものもあるようです。

花の咲き方に注目してみることが、
見分けるポイントとして良いかもしれません。

「椿」の花言葉

椿は色によって異なる花言葉をもっています。
椿全体の花言葉は「控えめな優しさ」「誇り」
椿には香りがないことが由来ともいわれています。
赤い椿の花言葉は
「控えめな素晴らしさ」
「気取らない優美さ」
「気取らない魅力」
「見栄を張らない」
「慎しみ深い」
「高潔な理性」
「謙虚な美徳」

女性らしい意味を持つ椿は成人式の髪飾りとしても大人気です。

プリザーブドフラワーの椿はあるの?

プリザーブドフラワーとして加工された「椿」は流通が極々わずかです。
そのため、流通されているプリザーブドフラワーを組み合わせることで椿を再現します。

バラやかすみ草、カーネーションなどを工夫して組み合わせてみましょう。
「椿」の形をイメージして作ってみてくださいね。

実際に咲いている椿をよく観察して作るとより美しい
「プリザーブドフラワーの椿」が出来上がります。

ぜひ、工夫してみてくださいね♪

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